主な治療例を紹介していこうと思います。
　　（個人情報保護の為、個人名・病名 等は伏せての紹介となります）
　
　【腰の症状について…その1】

　　〇女性　〇年齢：60代　
　　〇主訴：腰に負担のかかる職業の為か、腰部から腹部まで厳しい痛みがあり、仕事中にも
　　　　　　時々しゃがみ込まなければならなくなるような痛みがあるとの事。

　〇初診察：触診により、腰背部（特に腹部の後部付近が強固）に強い緊張が確認できた。
　　〇1回目治療：緊張のある部位を中心に全身への手技　≒45分。（詳細は控えさせて頂いております）
　　　　　　　　（全身の施術は他の部位の確認も含む目的を有す）
　　◇第1回目結果：触診で緊張の緩和を確認。
　　◇施術直後の患者様の評価
　　『あれっ、あれ～！』（私？…）『全くと言っていいほど痛みが無くなったぁ～。』との事。
　　〇1週間後の再診希望（経過観察の為にも再来院の希望に同意）

〇再来診察：触診により、腰背部の強固だった緊張は若干再現しつつも、緩和状態を維持。
　　　　　　　（患者様本人も、腹部の継続的な痛みは消失したとの事、但し、腰部に負担のかかる作業があった
　　　　　　　場面では不安感を伴う）
　　〇2回目治療：症状の強い腰部に刺鍼。併せて1回目同様に緊張部位中心に全身施術。
　　　　　　　　（今回の全身の施術は、全身のリラックス効果も含め緩和を促進する目的をも有する）
　　◇第2回目結果：触診で緊張の緩和を確認。圧痛等も消失。
　　◇施術直後の患者様の評価
　　『再発していた若干の疼痛は消失し、なんかすっきりして背が伸びた感じで感動』…との事。
　　〇約1週間後の再治療を希望・・・現在も継続治療中。症状緩和により4回目から約2週間間隔で加療とする。

　　≪POINT≫
　　・各患者様ともに『一定の生活パターン』があり、長期に渡った症状の悪化は、一旦緩和を見ても、
　　　同様な生活パターンの中では、改善しつつも、ある程度の再発は避けられません。
　　　但し、初頭は改善を目指し短期周期的（例えば1週間間隔程度）を何度か継続し（回数は症状による）
　　　徐々に間隔を広げて経過を見、その改善状況によって最終的には、患者様が『少しまずいかな？』と
　　　感じられた時に治療を受けて頂く、もしくは、患者様が『ある程度の周期（例えば1ヶ月に1回』の
　　　メンテナンスに来院頂く・・・完全悪化してしまうと、最初からのやり直しのリスクを負う事に
　　　なる為、私としては、上記したように、『悪化の前の治療をお勧め』しています。

　　　【注意】
　　　　※上記のように腹部までの痛みがあり、仮にお医者様での受信をされていないケースの場合、
　　　　　数回に渡る治療を行い、改善を診ない、又は、短期間で再発する…このような場合には
　　　　　早期の病院での検査をお勧めしています。