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山陰スピリチュアル紀行

斐川町の産土神さまを訪ねよう!

曽枳能夜(そきのや)神社~神名火山(仏経山) キヒサの大岩~ル コションドール出西~神代(かむしろ)神社~都牟自(つむじ)神社

今回は昨年12月に行った『出雲国風土記』に登場する神様が鎮座されている神社を巡った時のレポートです。本格的な登山にも挑戦! 荒神谷史跡公園の駐車場に集合してから出発しました。

曽枳能夜(そきのや)神社


主祭神について『出雲国風土記』には「曽支能夜社に坐す伎比佐加美高日子命の社、則ち此の嶺にあり。故に神名火山と云う。」という記載があります。


その神様、伎比佐加美高日子命(キヒサカミタカヒコノミコト) はこの曽枳能夜神社がある地方(キヒサノ里)を守る首長神であるようです。


また『古事記』の垂仁天皇の条にある、口がきけないホムチワケをもてなした神、伎比佐都美(キヒサツミ)もこの地方の神様です。


このように伝承が多く残る神社ですが、今回一番注目しているのは、曽枳能夜神社の境内社の伎比佐社です。


こちらには伎比佐加美長依日子命(キヒサカミナガヨリヒコノミコト)という神様(前述の伎比佐加美高日子命との関係は不明)が祭られています。


この伎比佐社の元宮といわれる大岩が『出雲国風土記』に掲載されている「神名火山」にあるので、そちらを訪ねることにしました。


伎比佐社で神さまの山に立ち入ることにお許しを得て、いよいよ登山です!

所在地:島根県出雲市斐川町神氷823

神名火山(仏経山)~ キヒサの大岩~


戦国時代、武将の尼子経久は、尼子家の安泰を祈るため、山に十二体の薬師如来様を安置し、山の名前も経久の【経】を入れた「仏経山」と改めたことから「神名火山」から「仏経山」と言われるようになったようです。


今回の参道は一般登山道ではなく、知る人ぞ知る山道のため、倒木や草木で道をふさがれていることもしばしば。事前に地元の方にご協力を得て、きれいに道を作っていただきました。


それでもやはり背丈ほどのクマザサをかき分けかき分け進まないといけないところもあり、ワーキャー言いながらの登山となりました。



40分ほど登ると出雲平野が一望できるポイントがありました。そこでしばらく休憩してから目的地までもう少し歩くこと20分、、、


ついに目的地に到着です!!


大きな一枚岩の存在感はそれはそれは素晴らしいものでした。


かつては磐座をご神体としてここでお祭りをしていていたのでしょう、紙垂(しで)の痕もありました。


大岩の周りは、清らかな空気が漂い癒しの神様といわれるキヒサの神々の息吹を感じることができました。さらに奥に進むと大岩がたくさん連なっていて、ちょっとだけ格好をつけて写真撮影をしようとしましたが、撮影者がこけて台無しに(笑)


急斜面の山を登りきるとそこには屏風岩があります。


磐座が好きな人はお弁当をもって一日ずっと居れそう、そんな空間でした。


所在地:島根県出雲市斐川町神氷

ル コションドール出西


下山後のお昼ご飯は出西に新しくできたパン屋さん「 ル コションドール出西」です。 大人気でたくさんのお客さんでにぎわっていました。パンを購入し、荒神谷史跡公園の管理棟でコーヒー と一緒にいただきました。


所在地:島根県出雲市斐川町出西3368

神代(かむしろ)神社


午後からは神代神社へ。なんと錦織宮司が参道の下で迎えてくださいました! 正式参拝の後、御由緒などのお話を聞かせていただきました。


『出雲国風土記』には、「宇夜都弁命(ウヤツベノミコト) がこの郷の山の峯に天から降られた所なので宇夜里という」と記されています。


その降りられた場所が権現山といい、神社の先にある山とされ、磐座がありますが午前中に本格的な登山をした私たちにはもう一度山に 登る体力はなく、今回はいけませんでした。


境内社の四宝社や荒神さんについて、さらに私たちの質問にも丁寧に答えていただき、最後は太鼓の奏楽で送り出してくださいました。感動でいっぱいのお参りでした。


所在地:島根県出雲市斐川町神庭485

都牟自(つむじ)神社


『出雲国風土記』には、この神社の御祭神・薦枕志都沼値命(コモマクラシツヌチノミコト)が郷中にご鎮座になり郷人をお守りになっているので漆沼(しつじ)郷というと記されています。


また郷土史家・池田敏雄氏著書の『斐川の地名散歩』には 「薦とは“マコモ”の事で、この辺りは文字通り 沼地でマコモが多く自生していた様子がうかがえる」と記されています。


この神様のまたの名を天津枳値可美高日子命 (アマツキチサカミタカヒコノミコト)といい  一番初めに訪れた曽枳能夜神社の伎比佐加美高日子命と同一神と記す文献がありますが、こちらは諸説あります。


空気や水中、血液を浄化するといわれるマコモが名前にある神様が癒しの神様と同一神だとしたら、この辺りはとても素晴らしい空気で包まれているのでしょう 。
冬の晴れ空も手伝って、すがすがしい神社めぐりとなりました。

所在地:島根県出雲市斐川町福富133

(2020.04.23)

協力:社☆ガール 前田 みのり

※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。

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