山陰スピリチュアル紀行
日御﨑神社~笠浦恵比須社~千酌海水砂浜~爾佐神社~千酌海岸の波食棚
今回の神社巡りは、“島根半島・宍道湖中海ジオパーク”の『ジオサイト×神社』巡りをテーマに企画しました。
美保関町の笠浦と千酌のジオサイトで自然の雄大さを満喫しながら、その地域で大切にされている神社を巡ります。
参加者は5名。まずは、笠浦へ集合して笠浦の日御﨑神社を目指しました。
笠浦の漁港からほど近く、民家の間を抜けて階段を上がった先にある神社です。こちらでは平井宮司が待っていてくださいました。
実は、平井宮司は午後にお伺いする爾佐神社の宮司もされているとのことで、今日は1日お世話になります。


御祭神は天照大神、事代主命、応神天皇。『出雲国風土記』では、笠浦は「葦浦浜」と記載されており、日御﨑神社は通称「あしの浦宮」と呼ばれているそうです。
また、明治時代に千酌村内の恵比須社と八幡社を合祀したため、御祭神に八幡社の応神天皇がお祀りされているのだと教えていただきました。

代表的なお祭りは1月7日の龍神祭で、藁で作った「竜宮船」にミカンを詰め込んで海に流し、海の神様に奉納するというものです。拝殿の中にはミニチュア版の竜宮船が飾られていました。
所在地:島根県松江市美保関町笠浦449
さて、次は笠浦漁港のその先にある恵比寿社へ。漁港から奥の道を歩いて行くと、程なくお社が見えてきました。とても綺麗な鳥居とお社で、「恵比須社」と「魚見山社」とあります。
まずはこちらへ参拝し、今回はさらにその先、この「恵比須社」が元々あった場所へ。

茶色い綺麗なストライプ模様の岩肌の先に、お社がポツンと建っていました。この辺りの岩石は、1500万年前の海底火山の噴火で「噴出した灰や礫が堆積」して出来たものです。
潮が引いている時にしか行けず、落石しやすいので、十分気を付ける必要があります。圧巻の迫力と海の美しさに参加メンバーの歓声が上がりました。
所在地:島根県松江市美保関町笠浦
お昼は千酌の海水砂浜へ移動して、小波にある「民宿なかよし」さんのお弁当をみんなで広げました。煮物や揚げ物など、優しい味わいがじんわり美味しい~! 景色も良いし最高のひと時でした。


所在地:島根県松江市美保関町千酌83
ランチを終え、砂浜のすぐ後ろにある爾佐神社へ。ここでも平井宮司が待っていてくださいました。社務所に上がらせてもらって、涼しい場所で爾佐神社の御祭神やお祭りなどについてお話を聞きました。

御祭神は都久豆美命(ツクヅミノミコト)、伊弉諾尊(イザナギノミコト)、伊弉冊尊(イザナミノミコト)。
境内社についても、色々と教えていただきました。中でも「惣御前社(そうごぜんしゃ)」というお社は、出雲国の延喜式内社(編集部注)の187社の全ての神様をお祀りしているそうです!
え~、それはなんて有難いのでしょう! お話を聞いた後、皆でさっそく参拝しました。
元々、千酌と笠浦は皇室の御領だった歴史があるそうです。皇室にとってとても大切な場所だったのですね。
所在地:島根県松江市美保関町千酌1061

見どころ沢山の爾佐神社を離れがたくなりながらも、最後の場所、千酌海岸の波食棚へ。ここは約1500万年前に日本海の海底に堆積した砂と泥の交互層が見られます。
波の浸食によって、いわゆる「洗濯岩」になっていて、その潮が引いた時はその上を歩けますよ。

植田正治風で撮影♪
所在地:島根県松江市美保関町千酌
今回お天気に恵まれて、大変気持ちのいい1日になりました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございます! また社ガールたちの矢継ぎ早の質問にも、全て丁寧に答えてくださった平井宮司、大変ありがとうございました!

延喜5年(905年)から編纂が始まった法典「延喜式」には、『当時の朝廷が重要視していた』と考えられる全国2861の神社名が記載されています(通称「延喜式神名帳」)。記載された神社は「(延喜)式内社」と呼ばれ、社格も高いとされています。
(2024.11.25)
協力:社☆ガール 松原 慶子
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。