主な治療例を紹介しています。
　　（個人情報保護の為、個人名・病名 等は伏せての紹介となります）
　
　今回は【肩の症状について…その1】

　　〇男性　〇年齢：50代　〇職業：会社員
　　〇主訴：首と肩が痛い、首が固く後が向けない。完全なバンザイが出来ない。
　　　　　　この症状については、他の医療機関には行ってない…との事。

　　〇初診察：触診・動作テストの結果、頸部から肩、肩甲骨付着筋、背部の強固な筋緊張が認められた。
　　　　　　　　　　左肩背部に至っては、圧痛すら感じないほどの強固な緊張状態。
　　　　　　　　　　併せて、前方挙上は、140°（斜め50°程度）・側方挙上、左は90°（横水平で止まった状態）

　　〇1回目治療：上記診断部を入念に手技に併せ、他動的ストレッチ。背腰部手技実施。
　　　　　　　　　日常生活における、上半身全体の各所のストレッチ方法を指導。
　　　　　　　　　（治療の具体的な内容は控えさせて頂きます）

　　◇第1回目結果：緊張はある程度まで緩和に留まるも、左患部は圧痛は感じない状態ながら、
　　　前方挙上の角度は15°以上改善
　　　側方からの90°で止まっていた挙上がかか能になった。
　　◇患者様の反応：『10年位ぶりに横から手が上がった～。』との事

　　◇その後の治療と結果：一週間間隔での治療継続希望、第2回目から【はり治療】を併用、初回のストレッチも継続
　　　第3回目から感じ無かった圧痛を経験されるようになり、挙上は正常化し、車両をバックする際も
　　　後方確認がスムース化したとの事。その後6回目から2週間隔で3回の治療とし、更に1か月後の治療を最後に
　　　治療を終え、経過観察とした。
　　　この間、改善をより促すため、日常生活で出来るストレッチ方法と注意点も併せてアドバイスした。
　　　『はり治療は初めての経験だったが、結果が出る変化に驚いた』との事。
　　　　　　　　　　　　　以降の再発は無いとの事。
　　
　　≪POINT≫
　　・このケースはその後の状態確認はできていませんが『やはり生活のパターンがあり』再発の恐れはあります
　　　しかしながら、治療の結果、最悪の状態からは解放され、常態的な悪化からは改善したと考えれます。
　　　このように、特に疾患が無い場合は、本人のケアで、改善された状態をある程度保つことは可能です。
　　　治療院ではある程度結果を出すことは可能ですが、それ以降の改善状態を保つのは、各患者様の
　　　日常における努力も必要と考えます。
　　　そんなケアの方法も併せて提案させていただいています。