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山陰スピリチュアル紀行

三瓶山周辺の神社巡り&埋没林再び

高田八幡宮~邇幣姫神社(にべひめじんじゃ)~本宮神社~山の駅さんべ~三瓶小豆原埋没林~佐比賣山神社(さひめやまじんじゃ)

高田八幡宮

社殿をみても歴史を感じさせる風格です。ここでは、村田宮司さまが待っていて下さいました。村田宮司さまは、物部神社の禰宜(ねぎ)と本日伺う神社の宮司を兼務されています。
まず、手水舎でお清め。水道水かと思いきや、ここ三瓶は西の原の地下に地底湖があるそうで、そこから住人の方たちも水の恩恵を受け水質のよい地下水をいただいているとのこと。
周辺には4つの温泉もあり、それぞれに水質のちがう温泉が今も枯れることなく湧き出ています。(千原温泉(美郷町)、三瓶温泉、小屋原温泉、池田ラジウム温泉)
ここは、高田郷という場所。ここに鎮座されている八幡社なので、高田八幡という。
配祀神に佐比賣山神、八束水臣津野神がいらっしゃるということは、山や水に恵まれている場所で、古くより自然崇拝され『出雲の国風土記』の神々との関係も深い場所です。
主祭神:品陀和気命(ホンダワケノミコト)、帯中津日子命(タラシナカツヒコノミコト)、息長帯姫命(オキナガタラシヒメノミコト)
配祀神:佐比賣山神(サヒメヤマノカミ)、大國主命(オオクニヌシノミコト)、八束水臣津野神(ヤツカミズオミズヌノカミ)、須勢理姫命(スセリヒメノミコト)


所在地:島根県大田市三瓶町池田1953-1
三瓶山という名前になったのは、山から3つの瓶が飛び出した伝説によります。1つめは、物部神社にあり、2つめは、邇幣姫神社(にべひめじんじゃ)に。3つめの瓶は、果たして…?(次回の課題です)というわけで次は、邇幣姫神社です。浮布の池の中の島に鎮座されています。

邇幣姫神社(にべひめじんじゃ)

ここは、三瓶山の噴火によりできたせき止め湖で、大田市の静間川の始流になるそうです。
2つめの瓶を隠したということで、「二瓶(ニヘイ)ひめ」がやがて、「
邇幣(ニヘイ)ひめ」と変わっていきました。
邇幣姫神と若者の悲恋物語も伝わって絵本になっています。邇幣姫神の恋のお相手は、この池の守り神の大蛇だったそうです。さてこの恋の続きはというと…。知りたい方は、ぜひ現地へ! また、松江市美保関にある『喫茶クリフネ』で物語の絵本を見ることができます。

古くは、三瓶山のことを
佐比賣山(さひめやま)と言っていました。詳細は不明ですが、三瓶山の歴史本をみると726年ごろから三瓶山になり、733年に『出雲の国風土記』が完成し「くにびき神話」として冒頭をかざります。
三瓶山は、噴火によってできたカルデラの上に溶岩ドームが盛り上がってできた山です。カルデラのほぼまわりを現在の周遊道路が走っています。
浮布の池展望広場からの三瓶山
主祭神:邇幣姫神
配祀神:多紀理毘賣命(タキリヒメノミコト)、狭依毘賣命(サヨリヒメノミコト)、多岐都比賣命(タキツヒメノミコト)


所在地:島根県大田市三瓶町池田303

本宮神社

そして、いよいよ本宮神社です。
ここには、天然記念物の大杉があります。幹回りは8m強、高さは42.6m、根元周囲は13mにおよびます。樹齢は約800年ともいわれていて、島根県有数の巨木です。熊野の神様もここに立ち寄ったりしたのでしょうか? 境内はとても神秘的な空気を醸し出しています。
心洗われるような雰囲気を感じてとても落ち着き、何かに引き寄せられるような神社だと思ったのはこれかと思い、心地よさを改めて感じいりました。
本殿の中は神楽を舞う舞台もあり、高田八幡宮とは違う感じを受けたのは私だけではないと思います。ここまで村田宮司さまの中身の濃いお話を伺うことができました。三瓶山は、出雲と石見の国の境界だけれど、古代出雲を語るにふさわしく、もしかしたらここから世の中が始まったのでは・・・と悠久ロマンを感じる神社巡りとなりました。
ご祭神:伊邪那岐命(イザナキノミコト)、面足命(オモダルノミコト)、事解男命(コトサカオノミコト)

所在地:島根県大田市三瓶町上山230

山の駅さんべ

さ~て、お待ちかねのランチです。三瓶山西の原にある『山の駅さんべ』に来ました。
食事だけではなく、最近は、いろいろなイベントも催されています(フリーマーケットや、空きスペースに図書コーナーとしての場所の提供をされたり)。
メニューは基本三瓶牛の山食丼とカレーライス。サイドメニューにアイスクリームがあってホッとでき、コーヒーも美味しくてゆっくりくつろげますので、是非お立ち寄りください。
(季節によっては、きまぐれランチもあるそうです(^^♪)
所在地:島根県大田市三瓶町池田3294

三瓶小豆原埋没林

昼食後は小豆原埋没林。
巨木と久しぶりの再会…ご説明して下さった方は、三瓶自然館の企画情報課の中村唯史氏。地質学の研究をされていて新聞にもコラムなど多数書かれていらっしゃいます。(以前にもお世話になりました。)
この巨木軍が4000年前の三瓶山の噴火の火砕流や土石流により地底に真空状態で埋まったまま発掘されました。この埋没林たちは、凄まじい火山の噴火のあとを如実に表しているほか、古代の巨木の森の姿を呼び覚ましました。これが生きていたとすると、ゆうに高さ40m以上はあるだろうと思われます。この巨木があれば出雲大社の巨大神殿もたしかにあったと推測できるのです。そしてこの中に自分がいることを想像すると縄文時代を生きているように思ってしまいます。世界的にも大発見なことだと私は思います。ぜひ1度、自分の目で壮大な森を見に来て下さい。
所在地:島根県大田市三瓶町池田三瓶町多根口58-2

佐比賣山神社

最後に佐比賣山神社です。
主祭神:大巳貴命(オオナムチノミコト)、少彦名命(スクナヒコナノミコト)、須勢理姫命(スセリビヒメノミコト)
ここには哲学の小道がありました。人生を考えながらたどってみて下さい
主祭神:大巳貴命(オオナムチノミコト)、少彦名命(スクナヒコナノミコト)、須勢理姫命(スセリビヒメノミコト)

所在地:島根県大田市三瓶町多根305
本日伺った神社は、皆きれいに掃き清められていて、宮司さまはじめ、地元の方々のご奉仕、心遣いを感じられました。看板まできれいになっていたことには、感激いたしました。ありがとうございました。
協力:波多野 由美子(2017.9.10)