地元暮らしをちょっぴり楽しくするようなオリジナル情報なら、米子の地域情報サイト「まいぷれ」!
文字サイズ文字を小さくする文字を大きくする

米子の地域情報サイト「まいぷれ」米子

今をキラメク人にインタビュー!

奥森 隆夫さん NPO法人未来守りネットワーク

山陰エリアでウワサ!キラっと輝くあの人を突撃取材します!

2011/11/25

【第25回 ゲスト】 奥森 隆夫さん

<プロフィール>
1977年  日本ペイント入社
1979年  新和産業㈱入社~(現在、専務取締役)
1998年  新和トレーディング(有) 設立(専務取締役)
2004年  NPO法人未来守りネットワーク設立、理事長就任
2009年  鳥取県防水事業協同組合 理事長就任、 鳥取県境港市環境審議委員
2011年  海藻普及協議会 副会長就任

教えて!NPO法人未来守りネットワークてどんな団体?

<藻刈りの作業>
山陰地域における藻刈りの歴史は古く、歴史館などにも専用の工具が飾られている。
中海周辺の里地里山では`江戸時代~昭和30年´頃まで、刈りとった藻を肥料にして作物を栽培していた

中海ってどんな湖?

島根県の東部と鳥取県の西部にまたがる中海は日本で5番目に大きい湖です。
昭和20年代には宍道湖の数倍もの漁獲高を誇り、サルボウ(通称:赤貝)や
オゴノリ(寒天の材料)の産地として全国的に有名でしたが水質悪化の問題などにより赤貝が減少し、絶滅したとも言われていました。
最近では、赤貝が増えてきて漁獲されています。


近年では、藻刈りを行われなくなったため、湖底を漂いながら増える大量の海藻が腐り水質の悪化を招いています

どんな活動をしているの?

藻刈りや植物プランクトンを食べるアサリを増やすことで、中海の水質を綺麗にする活動をしています
水質が綺麗というのは湖中の自然バランスを正常へもどし、貝や魚たちが多く集まる場所にするということ
わたし達は、余分な藻を刈ったあとに魚の生息地となるアマモシートを湖中へ敷設しています

また、、刈り取った藻を有効活用するために海藻肥料の製造もしています。

どうして活動をはじめたの?

わたし達は現代を生きるなかで少なからず自然を犠牲にしています。
地域の自然に対して何か恩返しできないか考えていた頃、中海の水中汚染について知りました。
当時も、中海周辺の海岸清掃はされていたのですが湖中の清掃活動はされていなかったのです。

豊かな中海を取り戻したいとおというメンバーが集まり、現在の活動へと発展していきました。

PicUpキラメキ!海藻農法とは?

海の恵が里の恵を育てる!
海の恵が里の恵を育てる!
左が海藻肥料をつかった鳴門金時です。
左が海藻肥料をつかった鳴門金時です。

海藻農法とは?

ミネラルたっぷりの海藻を干し、肥料として使う農法です。
藻が多くとれる地域では普通に行われていた農法ですが、化学肥料の普及によって、中海でも昭和30年以降消え去ってしまいました。

海藻肥料の利点

海藻に含まれる成分が微生物を増やして有機物を分解して土壌の健全化、作物の健全生育を促します。

野菜や果物は甘みがでるなどミネラル豊富な作物が収穫できますし、有機栽培なので安心して召し上がっていただくことができます。

里海と里山をつなぐ未来守りネットワーク

「らしさ」でつくる地域ブランド

わたし達は活動を通して地域の自然をバランスよく循環させたいと考えています。

海で採れた藻を里地里山で
活用することによって、昔の人は再生可能な自然の物質を上手に循環させていました。
こうした歴史のなかには`地域文化´というブランドが隠れています。

消費者の方に、作物を通じて文化を味わっていただき山陰ブランドをひろめていけたらと考えております。

この土地ならではの古くて新しい農法で作られた野菜や果物、花などが日本中で注目を集めることも遠くない未来だと思っています。

山陰の皆さんへ一言!

いつも温かく見守っていただきありがとうございます。これからもよろしくお願いいたします。

また、現在わたし達は海藻でできた肥料を使って農作物のブランド化に一緒に取り組む農家さんをさがしています!
お問い合わせやご紹介をいただけたら幸いです。

編集部あとがき(大谷 涼子)

海藻は「海中の森」といわれるそうです。
地上の森が温暖化などの影響をうけているように、海中の森も世界的には水温上昇により減少しているとのこと。
そんな中、手を加えなければいけないほど藻が発生する中海は山陰の誇るべき自然力の強い湖ではないでしょうか。
私は化学肥料が悪いとは思いません。一定の数量や品質、貯蔵のことを考えると必要な部分もあると思います。
しかし、地域文化を食物と一緒に届けることができれば、何事にもかえがたい付加価値を生むことは間違いないでしょう。
海藻農法は、再び評価され広がってほしい地域文化だと思いました。


★参加方法、イベント状況などの詳細は、市民活動情報コミュニティイベント情報からチェックしてください(*^^)♪

奥森 隆夫さん NPO法人未来守りネットワークの皆さん!
ご協力をいただき本当にありがとうございました。

~未来守りネットワークからのお知らせ~
中海の海藻でつくった肥料をホームセンターでも販売しています!
可愛らしい人魚のキャラクターなかうーみんが目印です。

どうぞ、ご家庭でもお試しください☆

境港市大正町38番地
TEL:0859-47-4330